ぷよます！！

確率0.75％のガシャを
日曜に回しました。







PUされていたのはこの娘。












京都市出身の旧家の一人娘で、
幼いころから日本舞踊などの
芸事を学んできたのですが、








京女は、京で通じれば、それでええ
という両親の言葉に反発して









自分の力を試してみたくて
単身上京してきた娘なんですよね。







最初、このくだりを読んだ時、
正直言って、感心しましたよ。


現実では
周囲の人間の言いなりになって
生きたほうが楽だし幸せになれる
じゃーないですか。



政治家で大体、いま、
威張り腐ってるおっさんや爺さんは
親のコネでのし上がった2世議員ですし、

梨園（歌舞伎）の世界だって

隠し子をつくったり
暴力沙汰を起こしたり
血液クレンジングを宣伝している
一言で言えばドラ息子みたいなヤツでも

親の後を継ぐだけで
子供想いのパパみたいにテレビで
もてはやされるじゃーないですか。


そんな首輪につながれた犬のような人生を
その気になれば送ることが出来るのに、

それを潔しとせず
あえて自力で歩んでいこうとする。


立派だなと思ったんですよね。





ですから、自分は紗枝ちゃんに対して、
好きとか推しという言葉とは
別の感情で接しているのだと思います。


いや、もちろん見た目も良いとは思うけど、
もっと内側の部分に共感している
んじゃーないかなと。そう信じたいですね。










さて、上京した理由はわかったが、
なぜにアイドル？という話なんですけど

これはなんとなく想像がつきます。






我々、ウナギやクジラの
捕獲量が議論される時だけ

日本人面して
文化を破壊するなぁ！と
ほざきますが、日常的には
日本文化に触れていませんからね。


一応、自分は小～中学時代に
源氏物語や平家物語は無論、
日本三大随筆、里見八犬伝、
東海道中膝栗毛、落窪物語などなど、

古典文学に親しんだ結果、
雨月物語こそが至高という見解に
至った次第ですが、

この中のどれか一つでも
真面目に読んだことがあるパパや
ママって何割いるんだって話ですよ。


パチンコや競馬の話なら
詳しい人いっぱいいそうだけどな。




このあいだ、
夏目漱石の『夢十夜』や
高村光太郎の『智恵子抄』について
若干、触れましたが、もしかすると

それすら読まずに大人になった人が
そこそこいるかもしれないわけでして。


別にディスってるわけじゃなくて
それだけ、文学一つを取り上げても
ろくに知識に触れる機会がない
ってことを言いたいのですよ。





ましてや日本舞踊や和歌でしょう？


庶民文化として発祥した
俳句や川柳ならともかく、

こうした格式の高い芸能に
どれだけの人間が親しめるんだ

っつー話です。


わかる人にだけ見せればいい
という親の意見に対して

もっと知って欲しい
と思った紗枝ちゃんが
あえてアイドルの門戸を叩くのは

そういう親しみやすい形で
日本文化を伝えたかったから
なんじゃないかなと私は考えています。

脳内補完するしかないから
本当にそうなのかは定かではないんだけどね。





衣装も和のテイストでありながら
踊りに適した物へとアレンジされているのも
そういう意識の表れではと受け取っています。



この娘を一言で表すと
自分の意志がある娘となるでしょうか。










大阪でライブをした時も
その気になれば家に寄って行けるのに
あえてそれをしない。


桃華もそうだけど、
アイマスのお嬢様は
実家の権力にすがらないんですよね。


そこが「独立した女性」って感じで
カッコ良いと思うし、

世間は成功者には優しいけど
挑戦者には冷たいから

応援していきたいって気持ちにもなるんですね。