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ぷよます!!

愛のぷよリスト鬼龍(キリュー)が紡ぐ戦いの記録・・・それがぷよます(ぷよクエとかデレステとかスクフェスのゲーム感想を書くブログです)

Vtuberはなぜ廃れたか(中編2)



真ん中の娘以外、知らない・・・


まぁ、それは
私が無知だからなんだけど、

少なくとも、
2018年頃から企業が仕掛けていた
Vtuberでワンチャン狙う計画には
もう限界が来ているということは
指摘出来るのではないでしょうか。





前編

中編1

これまで書いた記事は上の2本。


簡単にまとめると文芸作品には

民話型(口承文芸)と
小説型(近代小説)の2タイプがあって

作者と読者の区別がつかなくて
話にいくつものバージョンがあるのが
民話型、その逆が小説型と理解すれば
OKです。


そして、
現代のゲームやアニメ、漫画は
基本的には小説型に属する
という所まで話を進めたと思います。

今回はその続きです。




TVゲームのどのへんが
近代小説っぽいのかという所から
話を始めようと思います。


アクションゲームの金字塔
『スーパーマリオブラザーズ』。


この作品は
あと戻りができない
というのが最大の特徴で、


①ある程度右に進むと、
もといた場所には戻れない。


②ステージを1度クリアすると
再チャレンジ出来ない。


③1-2から4-1にワープできても
その逆は出来ない などなど、


1-1から8-4まで
一方通行になっているんですね。


それって凄く意味があることで、

つまり、このゲームには

①クッパがキノコ王国を侵略してきて、
②ピーチ姫がさらわれて、
③マリオがいろいろ頑張って
④クッパを倒して平和を取り戻す

という起承転結の物語にそった形で
ゲームが設計されているわけです。


マリオの移動を通じて
時間の流れが明確に
描かれている
から
戻ることができない。


一言でいうと、マリオブラザーズは
左から右に進むゲームなんですけど、
なぜ右にしか進めないのかというと、
時間の不可逆性があるからなんですよね。





もう1つ特徴的なのが

1-1は1つしかない

ということです。


ソフトによって、地下のステージになったり、
水中ステージになることはありません。


敵キャラもクリボーは出てくるが、
ハンマーブロスやクッパは出てこない。

それもどこに出現するかも
あらかじめ開発スタッフが
プログラミングしている。


要するに
空間が固定されているわけです。

世界が1つしかないと置き換えてもOK。

マリオ3以降が顕著だけど、
ステージごとに砂漠の国、海の国と
固有の名詞が与えられていて、

例えば、ステージ3(海の国)が
空の国になったり、氷の国になったり
することはないんです。絶対に。




それはなぜかというと、
作者が1人しかいないからです。


いつ、どこで、誰が何をどうした
という5W1Hを開発スタッフが
あらかじめ用意したうえで、
ユーザーに提供しているからです。

これは大変重要なことなんですね。


ドラクエにせよFFにせよ

ストーリー、MAPや武器、
アイテム、敵キャラといった基本情報、


さらには
MAPのどこにどの敵が出現するのか、
アイテムはどこで買えるのか、
エンディングはどうなるのか。


こういうのは全て
スタッフが用意しているわけです。


つまり、正しい意味で
コンテンツ(中身)が完成していて
それを商品として差し出している。


そういう特徴があるので
もし、それと違う内容があるならば、
それは偽物か同人作品になるのですね。






草原の国からスタートして
暗黒の国でゴールを迎えるという
時間軸と空間軸が固定された
単一のストーリー。


簡単に言えば、製作者と原作が
明確に定められているのですが、
こういう小説型の作品に対して、

民話型の作品は
作者と中身が不特定多数になります。


マリオメーカーは
その典型的な例だと思います。






Youtubeで検索をかけると、
実況者数人が各自が作ったステージを
相手に遊ばせる企画が散見されますが、

その時、実況者は
制作者でもあり、プレイヤーでもある
わけです。


しかも、そのステージはノコノコやキノコ、
土管やジャンプ台といった基本的なキャラや
アイテム、ギミックこそ共有しているものの、
どういう中身になるかは定まっていない。

理論的には
プレイヤーが作るステージは
無限に殖えていくのですね。

不特定多数の作者と物語。
作者と読者の同一化。

こういうのは大変、民話的であり、
しかもメーカーが、そういう民話的な
楽しみ方をするように意図的に誘導している
ということを見逃してはいけないと思います。



(悟空の父、バーダック)

ここで、メディアミックスとは何か、
正確にはメディアミックスは
どう変わっていったのかと言う点について
語りたいと思います。


ある時期における
主流のメディアミックス作品は
大変、小説的なものでした。

例えば、アニメ版ドラゴンボールでは
悟空の父親が主役になる回がありますが、

サイヤ人は数人を除いて全滅した
という原作の設定に基づいて
話が作られているわけです。


だからバーダックが活躍する話は
過去の惑星ベジータを舞台にせざるを得ない。

原作に縛られた形で話が創作されるんです。


バーダックの性格の設定もしかりで、
戦いしか知らず、親子の情などない
サイヤ人の親をどう格好よく魅せるのか
という問題と格闘しているんですね。


原作という種が先にあって、そこから
芽が伸びて枝が分かれるようにして
ドラマやアニメや映画が作られる。

原作に矛盾した時間軸や空間軸の
設定は出来ない。そこに特徴があります。





これに対して、
近年の(といっても大分前から)
メディアミックス作品では、

キャラやMAPだけ拝借して
時間軸と空間軸をスタッフが
勝手に作るタイプがかなり普及していて
むしろこっちが当たり前になっているんですね。


つまり原作の軽視、
あるいはマリオメーカーのように
そもそも原作がないケースが
しばしば見られるのですよ。


実写版ドラクエが叩かれた理由は
原作があるのにないかのように
振る舞ったからであり、

スタッフと視聴者との間に、
そのあたりについての意識のズレが
あったからです。

そういうのを意識しないで
単に賛否両論と片づける人が
すごく多いんだけど、


深く考えていくと、
売る側と買う側との間の
ビジネスモデルのイメージの違いが
あって、それが現実の利益に響いている
ということは業界の人間は自覚すべきだと
私は思います。

(つまり、映画館に行った人は
 原作を再現したDQ5が見たかった
 という当たり前の想像が出来ていない)




そういう民話型の
メディアミックスを作るには
邪魔になるものがあります。

それは再三、この記事で指摘している
時間軸と空間軸なんですよね。


ドラゴンボールを例にすれば、
この作品に登場するキャラクターは
年を取るんです。

1巻から最終巻までの出来事をメモすると
自然と年表が出来上がっちゃうんです。


そして地球は1つしかない。
未来トランクスというのもいるけど、
それはあくまでパラレルワールドから
来たトランクスであって、

悟空が死んでいる地球と
悟空が生きている地球が
同じ空間に併存することはないんです。






数学の授業で学んだ
座標というものを思い出して欲しい
のですが、

時間と空間が固定されるということは
ストーリーも1つに固定されてしまう
んですね。



そうなると、バーダックのように
原作で描かれなかった箇所を
穴埋めするような形でしか
新しい物語はつくれなくなるんです。


つまり、創作の幅が
かなり限定されてしまう弱みがある
というわけです。






これに対してキャラや用語などの
ある種のパーツを共有するだけで、

固有の作者も原作も存在しない
民話型の作品(最近のメディアミックス)
は、基本的には何でもありなんです。


例えば、
ラブライブのゲーム最新作では
Aqour’sとμ’sが一緒に会話して
踊っているんですけど、
これは本来ならありえないんですよ。

無印のラブライブの数年後の話が
サンシャインなんですからね。

にこにーとか社会人になってるし、
かよちんあたりは結婚してるかもしれない。

なのに、同じ女子高生として
同じステージで一緒に歌っている。

時間軸のズレがある。

従来の原作ありきの派生作品なら、
これは不可能なんですね。


でも、今のメディアミックスでは、
そういうのも好きに出来る強みがあるんです。



(雑誌版ではそれなりに清楚)

言い換えれば、

原作というものが先にあって、
それをアニメにしたり漫画にしたりして
再現するというタイプから、

大雑把な設定だけがあって、

それを漫画家やアニメスタッフ、
ライターが各々、肉付けをして
複数のバージョンがあるキャラクターや
ストーリーを並行的に作っていくタイプへと

変化したものが
近年のメディアミックスなんだ
ということになります。


ですから、雑誌版サンシャインと
スクフェス版、アニメ版サンシャインは
それぞれ独立しているし、
キャラの性格やストーリーも
よく見ると結構ばらつきがあるんですね。




基本、好き勝手に話も作れるし
キャラも作れる強みがある
メディアミックスですが、

それは同時に弱点でもあるわけでして。


次回はその点から話を始めて、
なぜVtuberへの熱狂が一気に冷めたのか
という点について考えたいと思います。

~つづく~

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プロフィール

HN:
鬼龍(キリュー)
性別:
非公開
自己紹介:
愛と勇気と誇りをもって戦う孤高のぷよリスト。好きなものは勝利という名の美酒、嫌いなものはネトウヨです。


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