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愛のぷよリスト鬼龍(キリュー)が紡ぐ戦いの記録・・・それがぷよます(ぷよクエとかデレステとかスクフェスのゲーム感想を書くブログです)

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娯楽における性描写(前編)


太股~黄色編~


よそのサイトで
面白い連載がされているのに
触発されてこの記事を書きました。


この連載記事ですが、
フォントを変えたり色を付けたり
画像をつけたり目次を付ける作業って
かなり面倒なので、結構長い時間を
かけて丁寧に書いたのではないでしょうか。

素直に感心しました。


内容自体は右翼がキレ出しそうな
ことが書かれているんですけどね。


 











(彼らにとってオタクは犯罪者予備軍)

ビートたけしのTVタックルについて

メディアにねつ造される危険なアニメ


アニオタのネトウヨが多いので
意外に思われるかもしれませんが、

歴史的にはアニメや漫画、ゲームは
保守派の人に攻撃されてきたのですよ。


教育上、よろしくないってね。


逆に左翼的と呼ばれている人物は
積極的にこれらのジャンルで活躍
していたりします。


バルス!
宮崎駿監督が久米島へ


ジブリの宮崎駿監督などは
その典型的な例ですね。

他にも安彦良和さん、富野さんといった
初代ガンダムのスタッフとか。


ラピュタ、ナウシカ、紅の豚、
ぽんぽこ、もののけ姫・・・
よく見れば大変政治的な映画なんです。

でも、大抵の人は
よく見ていないので

慰安婦像をけしからんと語る一方で
ラピュタを見ながらバルス!と
tweetしちゃうんですよね。




そういう歴史的背景を知ると、

「水着の押忍にゃんかわえー(^▽^)/」
とかほざいているおっさんが

トリエンナーレで
「日本人の心を踏みにじるなぁ!」
とtweetしているのって

一見、すごく矛盾しているのですが、
実はそうでもないということを
結論として書くつもりです。


テーマを一言で表現すると

アニメや漫画、ゲームで
エッチな表現には何の意味があって、
それがどう変わってきたのか

という感じですね。



(妖鳥シレーヌ・実写版)

さて、早速、本題に入りますが、

この問題は漫画『デビルマン』を
抜きにして語ることは出来ないと
思います。

この漫画では妖鳥シレーヌという
デーモン族の女性が登場しますが、

このシレーヌって
乳房が丸出しなんですね。

乳首まで描かれているんですよ。

陰部のほうも羽毛のようなものが
申し訳程度に覆っているだけで

要するに全裸なんです。



(主人公不動明・実写版)


これって実は大変画期的で
意味がある描写だったんですね。


というのも、
ここには身体性というものが
絡んでくるからなんです。




(宿敵サタン・実写版)

ここでデビルマンにおいて
デーモンの歴史って何だったのか
について触れると、

これはまさに血で血を洗う
殺戮の歴史だったわけですよ。

OVA版では
植物型のデーモンが
蝶人型の女性デーモンに寄生、
体を乗っ取る描写があるのですが、

命の取り合いと言いますか、
文字通りの殺し合いをしてきたんですね。

一瞬の気も抜けないような。



(くどいけどシレーヌです)

そういう殺伐とした動物的世界で
女性に服を着る権利なんてあるか?

という話なんですね。


つまり、シレーヌが全裸なのは
暴力表現の一つであるわけです。

(問題のシレーヌも
 デビルマンとの死闘の末に
 命がけの攻撃をしかけ絶命する。

 彼女が登場した場面は
 常に戦闘シーン。平和な世界で
 生きているキャラクターではない)

この作品では
人間も血も涙もない連中が多くて、
終盤では人間同士の殺し合いがあったり
地獄さながらの光景が描かれますし、


ヒロインもデーモン族の一味だと疑われて
首を切られて死んでしまうのですが、


実はそういう惨たらしい絵を描くこと
って凄く意味があるんですよね。



のらくろ1.JPG

というのも、日本の漫画って

戦時において、
現実的な暴力表現を
排除するようになったのですよ。


例えば、戦争中に書かれた
漫画『のらくろ』を見ると、

主人公は死にませんし、
敵である中国兵も撃たれたり
刺されたりしても死なないんです。

いてて、早く抜くがよろし
とか言うだけで流血すらしない
んですよね。


駄菓子,タコ,お菓子,ガム,ネーミング,こぶ,補足

ミッキーマウスとかがそうだけど、
ギャグ漫画において、
キャラクターって谷に落ちたり
車に轢かれたりしても
ピンピンしていますよね。

潰されてもぐちゃッと中身が出ずに
紙みたいにペラペラになってから
数秒後に元に戻る。

そういう非現実的な暴力描写を
熱心にさせることで、漫画やアニメは
戦意高揚に利用されてきたわけです。

これは欧米にも言えることだけど。


(普通は死ぬ↑)


暴力など大したことではないと、
つまり暴力に対する抵抗感をそぐ
という働きがここにあって、

それゆえに昭和のある時期まで
ある種のリアリティは封印されてきた
という経緯がここにあったのですね。


女性キャラには乳房はもちろん、
乳首のような具体的な生物的器官を
描くことはご法度だったわけです。


そういう状況で
PTAに喧嘩を売りながら
ハレンチ学園とかデビルマンとか
徹底的に凄惨な殺し合いを描いたのが
永井豪先生だったと。

ですから彼って結構、偉大なんですよ。
あまりメディアでは褒められないけど。



どちらかというと
エッチな描写を大々的に
描いたことで有名になった人
ですが、永井漫画において
性と暴力はつながっているんですね。


永井先生に限らず、
ある年代、評論家の大塚英志さん
によると70年代らしいのですが、

そこにおけるポルノ描写というのは
非現実的な世界観=
支配者側にとって
都合の良い世界を描くことに
対する
一種の批判でもあった
わけです。


古臭いフェミニストが
今でもたまにやる下品な性描写って、
彼女たちにとっては
それがロックなんですね。


私はそういうの嫌いですけどね。

(セックス・ピストルズという
 名前が典型的だが、反体制的な
 ロックバンドも、ある時期までは
 社会で封印されてきた性を暴露
 することで大人に対する抗議を
 表現していた)



まぁ、そんな意味があった
性描写だったわけですが、

これが80年代ぐらいから
変質していきます。


どう変わっていくのか・・・








4545784042328_17oct20_1.jpg


まぁ、
こう変わっていくんですよ。


別に、この漫画や矢吹先生を
けなしているわけではなく。


でも、大変差別的な記事を
多々載せているまとめサイトで

管理人が矢吹漫画を讃えていること、
矢吹神と呼ぶことに抵抗がないこと、

あるいはこれ系のエロスな漫画を
喜々として読む人間が
そういうサイトの読者になっている
ことはなかなかどうして意味がある

わけで、その辺について
後編で語ろうと思います。

(すぐには書けないので
 数日かかるかもです。悪しからず)

~続く~

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プロフィール

HN:
鬼龍(キリュー)
性別:
非公開
自己紹介:
愛と勇気と誇りをもって戦う孤高のぷよリスト。好きなものは勝利という名の美酒、嫌いなものはネトウヨです。


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